FOOTサイズと書きましたが、これはキャッチコピーで、本意は下図に示す足 の可動部の長さです。 |
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可動部の長さが長くなると、計算上はスピードが上がります。 「ピッチとスピードの関係解明の試み」で行った計算において、 足の可動部の長さ13.5cmを14.5cmに変えると 約0.1m/sのスピードアップになり、100mのタイムが約0.2秒短縮します。 計算結果のグラフを示します。 |
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「可動部を伸ばすなんて、無いものねだりじゃないか!」と言われるムキもあり ましょうが、さにあらず、下図のように足指の後ろを浮かせることができれば、 この長さが伸びます。 |
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そのためのトレーニングとして次のことが考えられます。 ■スクワットでつま先立ちするとき、拇指球で留めず、指の腹で立つ。 ■歩くとき、常に足の指で地面を掴むようにする。 バレーリーナがトウシューズでつま先立ってある程度の時間を踊っていま すので、肉体的に可能な動作であると言えますが、故障予防を考えておか ないといけないでしょう。 # 実のランナーで実測したものではなく、計算上の理屈ですから、 フロンティア精神が旺盛な方に試行していただければ、と思います。 なお、定性的ですが、これに因む記述が下記サイトにあります。 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/atomi/toku_kiko/usami_2.html 宇佐美彰朗先生の特別寄稿の一節。「足指のスナップ動作を生かす」 http://mft.jp/basic_walk1.htm 足指使って歩いていますか? http://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000000207_all.html 足の指の力は、踏ん張りや走力に影響する。 |